名古屋市千種区の漢方薬は当院へ

漢方薬は苦くて飲みにくい?

漢方薬独特の味

 

漢方薬のイメージは、近年のブームにより少し変化してきているように思いますが、まだまだ漢方薬は苦くて飲みにくいイメージがあるかもしれません。

 

なぜ苦くなければならないのか?
なぜ漢方薬独特の味があるのか?

 

実は、味にはすべて意味と役割があります。

 

私たちの食べるものには、

 

酸味(すっぱい味)
苦味(にがい味)
甘味
辛味(からい味)
鹹味(かんみ:しょっぱい味・塩辛い味)

 

に加えて旨みや渋みなどの味の違いがあります。

 

苦味や酸味が苦手な方もいらっしゃいますが、
食べ物が腐ると酸味がして
毒物は苦味の味がすることも多く
経験的にあまり好まない傾向が人間の歴史的にもあるかもしれません。

 

人間の防衛本能が誤作動してしまいやすい味覚だと言えます。

 

でも漢方薬の場合、腐っていたり、毒物ではないので安心してください。
(毒を持って毒を制すレアな処方もありますが、現在ではあまり使われません)

 

漢方薬の漢方処方は数種類〜数十種類の生薬が配合され煎じたものですが、
この生薬一つ一つに効果効能が有り、独特の味があります

 

それぞれの味にその働きが隠されています。
そしてその味の配合が、それぞれの五臓六腑のバランスと気や血、体内水分を調和してくれるのです。

 

日本には四季があり、その時期に採れる食材が異なります。
その食材には、その時期に食べると良い効果があり、その独特な味があります。

 

季節の物を食べることはその季節に必要な味をいただき、その効果も頂いていることに繋がります。
季節の新鮮な食材をうまく活用してみてください。

 

漢方薬の味は独特ですべて苦いわけではありません。
服用していけば、より味の違いがわかると思います。
慣れてきて美味しく感じるということもあります


苦味の味とその働き

 

東洋医学(漢方医学)において苦味とは

 

心(心臓など)に入り、過剰な熱を冷まし(清す)、湿(余分な過剰水分)を乾かし、血を止め、解毒します。

 

ようするに
余分な熱や水分を解毒してくれるデトックスな働きを持つ味なんです。

 

余分なものを摂取する現代において実は苦味はとっても必要な味なんです。でも冷えてる人には慎重に用いる味です。

 

この味が必要不可欠な漢方処方もたくさんあります。

 

しかしこの苦味を取りすぎると
胃腸に負担をかけすぎたり、冷えすぎたり、乾燥しやすかったりします

 


酸味とその働き

 

東洋医学(漢方医学)において酸味とは

 

肝(肝臓など)に入り、引き締める作用を持ち、漏れるのを防ぐ。

 

ですので体液を漏れるもの、汗が出すぎるなど漏れ出るものにはこの酸味の収斂(しゅうれん)の力が必要です。

 

現代医学的には、腐敗を防いだり、脂肪を中和したり、血液サラサラ、代謝促進などの効果もあることが多いですね。

 

ようするに
引き締める作用を持つ味なんです。

 

この味が必要不可欠な漢方処方もたくさんあります。

 

しかしこの酸味を取りすぎると
過剰に摂ると胃腸が弱り、筋肉や唇に異常が起きることがある

甘味とその働き

 

東洋医学(漢方医学)において甘味とは

 

脾胃(胃腸など消化器系)に入り、血液の栄養分や気(エネルギー)を補給し、疲れを取り去り、痛みを和らげる作用がある

 

ようするに
滋養強壮と緩めて疲れを取る作用を持つ味なんです。

 

白砂糖は基本的に例外と考えてください。
天然の甘味です。穀物の甘味や食材の甘味という意味です。
疲れたら甘味が欲しくなるというのも納得できますね

 

この味が必要不可欠な漢方処方もたくさんあります。

 

しかしこの甘味を取りすぎると
腎臓や膀胱、筋肉、骨などに異常が出たり、歯や髪の毛も悪くなりやすい

辛味とその働き

 

東洋医学(漢方医学)において辛味とは

 

肺(呼吸器系)に入り、体を温め、きや血行を促進させ発汗させる

 

風邪や冷え性、冷え痛みなんかにもよく用います。現代的には臭みを消すのにも用いますね。

 

ようするに
温めて循環させ発散させる作用を持つ味なんです。

 

この味が必要不可欠な漢方処方もたくさんあります。

 

しかしこの辛味を取りすぎると
肝臓胆嚢や気に異常がであり、筋肉が引きつったり、皮膚の疾患になることもある

鹹味とその働き

 

東洋医学(漢方医学)において鹹味とは

 

腎臓膀胱に入り、硬いものを柔らかくする(軟化)作用や排泄や排尿する作用などがあります。

 

ようするに
柔らかくして排泄してくれる作用を持つ味なんです。

 

この味が必要不可欠な漢方処方もたくさんあります。

 

しかしこの鹹味を取りすぎると
心臓を衰弱させたり判断力の低下などが起きることがある


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